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若手エンジニアも安心して働ける環境とは?エンジニアリーダーとして大切にしている3つのこと

Studyplus for Schoolの開発グループのリーダーを務める松田さんは、大学卒業後フリーランスのデザイナーとしてキャリアをスタートし、エンジニアへジョブチェンジを果たしたという一風変わった経歴の持ち主。口数は多くないですが、とてもおおらかな性格でいるだけで安心感がある、そんな存在です。松田さんが日々どのように業務に取り組んでいるのかに耳を傾ける中で、リーダーとして大切にしている3つのことが見えてきました!

 

【プロフィール】 松田 熱(まつだ・あつ)  28歳

大学卒業後はフリーランスのデザイナーとして1年間活動。その後デザイナーとして入社した会社で、エンジニアにジョブチェンジ。Web制作会社に転職してエンジニアとしての経験を積み、2016年8月スタディプラスに入社。

趣味はゲームで、スタディプラスの社内部活「ボードゲーム部」の部長も務める。終業後に予定の合うスタッフで集まり、オフィスなどでゆるりと活動中。

 

課題が山積みだからこそ、取り組みがいがある

―まず、これまでのキャリア・入社理由について教えてください。フリーのデザイナーとしてキャリアをスタートし、エンジニアにジョブチェンジした理由は何だったのでしょうか?

きっかけは、デザイナーとして社員で入社した1社目の会社で、プログラマが足りていなかったことでした。思い返すと昔からモノづくりが好きで、幼い頃はMacintosh上のHyperCardでゲームのプログラミングをしているような子どもでした。それからは個人のWebサイトを運営したり、その延長でPHPJavaScriptFlashなどに手を出していました。

また、その当時デザイナーとして自分が納得のいく仕事ができているのかと思い悩み、もしかすると自分はデザイナーに向いていないのでは…と思い始めていた時期でもありました。

そういったこともあり、もしかしたらプログラミングが向いているかもしれないと思い、物は試しとプログラマに転向してみることにしました。偶然と必然が重なってのジョブチェンジでしたが、今では自分にとっては転向して正解だったなと思っています。その後、スキルアップのためRuby on Railsを使ったプログラミングができるWeb制作会社に転職。2016年8月にスタディプラスに入社しました。

―次のステージに、スタディプラスを選んだ理由は何でしょうか?

スタディプラスを選んだ理由は3つあり、1つ目は自社サービスだけでやっている会社で経験を積みたかったということ。これまで勤めていた会社は受託メインだったので、1つのサービスに深く関わっていくことで経験・スキルの幅を広げたいと考えていました。

2つ目は、興味のある業界で、業界の課題を解決していきたいという想いでした。私は大学で心理学を専攻していたのですが、教育と心理学はどちらも人に対する学問で隣接している部分があります。実際に教育心理学の授業もとっていて、そういう意味で教育という領域には親近感を持っていました。教育関係に進んでいる友人も数人いて教育現場の現状を聞く機会もあり、課題が山積みになっていることを前々から感じていました。課題を解決することがエンジニアリングの本質だと思っているので、課題が山積みだからこそ解決しがいがある、取り組みがいがあると思いました。

3つ目は、教育業界のプラットフォームを目指しているという事業のユニークさでした。教材や授業などコンテンツを提供している会社がほとんどの教育業界で、プラットフォームというスタディプラスの事業内容は面白いなと感じましたし、今後伸びるだろうと直感しました。

 

中心となってサービスのフルリニューアルを実現。その後、一気に事業が成長!

―入社してからこれまでの業務について教えてください。

入社後しばらくは、学習管理アプリ「Studyplus」のサーバーサイドの開発を担当していました。そして半年ほど経った頃、フロントエンドの知見もあったことから、教育事業者向け学習管理プラットフォーム「Studyplus for School」の開発を担当することになりました。その直後、「Studyplus for School」のフルリニューアルが決定。当時、担当エンジニアは私だけだったので、1人で再構築に着手しました。

最初の1ヵ月は事業のコンセプトを練り直すために、ひたすら仮説検証を繰り返す日々でした。「ユーザーやクライアントにどういう価値を届けるべきなのか」を事業部長の宮坂(宮坂のインタビューはコチラ)と話し合いながら、方針や具体的な機能を固めていきました。2ヵ月目にもう1人エンジニアが加わり2人体制になったので、エンジニア主導でワイヤーフレームに沿って設計・仕様を決め、開発を進めていきました。フルリニューアルの決定から4ヵ月後には、なんとかリリースすることができました。

リニューアル前は生徒が「Studyplus」で学習記録をし、先生は生徒の学習内容を分析できることが「Studyplus for School」のメイン機能でしたが、リニューアルでは生徒と先生のコミュニケーション機能を強化しました。生徒は先生から学習記録に「いいね」をもらったり、コメントをもらうことによって「努力を見てくれている」という思いになり学習のモチベーションが高まりますし、先生は「Studyplus for School」を通してコーチング的な役割ができるようになりました。リニューアルの甲斐あって、事業も順調に成長。既に約60法人、200教室に導入されています。

―どんなことが難しかったですか?

「Studyplus for School」は、「Studyplus」があって初めて成り立つサービスなので、それぞれ違うサービスでありながら連携が必要不可欠です。そのため、データの整合性をどう保つか、情報のフローをどう設計していくかが難しかったですね。

「Studyplus」のエンジニアの協力を得て、1つずつ進めていきました。お互いが大切にしている世界観を伝え合って理解し、どうすればお互いにとって最善の方法なのかを決めていきました。

また、リニューアルをしても、リリースしない限りクライアントに新しい価値は届きません。リニューアル中はクライアントに待ってもらっているという状態であることが歯がゆく、少しでも早くリリースしたいという気持ちがとても強かったですね。

 

 

エンジニアリーダーとして大切にしている3つのこと

―今年の4月から、「Studyplus for School」開発グループのエンジニアリーダーになった松田さん。現在の業務について教えてください。

「Studyplus for School」の開発に関しては全責任を負っており、新機能の開発から機能改善まで開発に関わること全てを任されています。現在メンバーは2名ですが、今後はどんどん仲間を増やしていきます。

―リーダーとして大切にしていることはありますか?

大切にしていることは主に3つあります。1つ目は、「HRT」。これは謙虚(Humility)・尊敬(Respect)・信頼(Trust)の頭文字で、「Team Geek ―Googleのギークたちはいかにしてチームを作るのか」という本に、優れたチームが優れたソフトウェアを作るのに必要な三本柱として紹介されています。

 

2つ目は、「ビジネスサイドと目的意識を合わせること」。この事業は何のためにやるのかという目的がずれると、何のためにこの機能をつくっているのか分からなくなります。目的が曖昧なまま開発をすることはモチベーションにも関わってきますし、エンジニアとして幸せではないと思うんです。

そのためにやっていることの例としては、事業部制になった今年4月に、もう一度「Studyplus for School」について考えようよと呼びかけ、5月に「バリューを考える会」を開催しました。カスタマーサクセス・デザイナー・エンジニア・事業部長など全員で認識合わせをしました。インセプションデッキというツールを活用して取り組んだ結果分かったのは、思ったより認識が揃っていたということでした。入社したばかりのメンバーも視線が近くてビックリしたほどでした。なにより、進むべき方向が明確になったことが大きな収穫だったと思います。

 

3つ目はマネジメントにおいて心がけていることで、心理的安全性を保ち続けること」。例えば、メンバーが萎縮した状態で良好なコミュニケーションが取れないとアイデアも出ず、いいサービスも生まれにくくなります。どんなことを言っても笑われたり、バカにされたりしない。当たり前のようですがそんな土壌ができていることが重要だと思っています。

 

技術的な言い訳はしたくない

―最後に、今後の目標や目指していることを教えてください!

1番の目標は、「Studyplus for School」を事業としてきちんと成長させていくこと。サービスがスケールしていくにあたってビジネスの成長速度に負けないように、スケーラブルなアーキテクチャなどを意識した開発をしていくことでエンジニアとしての役割を果たしていきたいと考えています。

将来的には、他社のエンジニアに「Studyplus for School」の開発をしていると言ったら、「あ!あのイケてるサービスね!」と言われるようなサービスにしたいです。

 

松田さん、ありがとうございました!